レンガの積み方

基礎一段目のレンガ積みが終わったら、2段目以降を積みます。

花壇二段目以降

2段目以降のレンガ積みは、縦横とも目地が等幅になっている必要があるので、若干気を使う必要があります。

まずは、1段目のレンガの上に下の図のように細長いおしぼりのような形のモルタルを2つ乗せます。

モルタルを羊羹のように盛る
平面図

レンガ積み構造図
断面図

モルタルの量は、若干少ないと思うぐらいの量でちょうどいいです。
多すぎると、レンガを打ち沈める工程で強く叩かねばならないからです。

強く叩く=ずれる原因になる=何度も調整が必要になる

といいことなしです。

レンガを打ち沈めている様子
断面図

モルタルの上にレンガを置いたら、ゴムハンマーや木槌で打沈めます。
強く叩くのではなく、そっと、コツンコツンと叩くようなイメージです。

二段目までできあがったところ
平面図

最初の数個は慣れないかもしれませんが、何個かやっていいくうちにコツが分かっていきます。

一つ一つ水平を取ることはもちろんですが、複数個にまたがって水平をとれているかも必ず確認しましょう。

段数が多い花壇の場合は、必ず垂直方向も確認しましょう。
水平は簡単でも、垂直を取るのは意外と難しいです。

縦目地を入れる

驚くべきことに、プロの左官屋さんは、レンガに縦目地を塗ってからレンガを置いていくのですが、素人DIYではそんなことはできるはずもないので、レンガを積んでから、目地鏝でモルタルをねじ込んでいくことになります。

仕上げ

全て積み上がったら、表面に付いているモルタルを洗い流します。

ここでジョウロやホースなどを使うと、水が目地を伝って流れ、目地が洗い落とされてしまうので、スポンジやタオルなどで根気よく汚れを取っていきます。

モルタルを拭き取る
 ↓
タオルを洗ってモルタルを拭き取る

の繰り返しです。

DIYが複数日に及ぶ場合は、DIYが終わったら必ず拭き取りを行いましょう。