ムスカリはよくも悪くも初心者向けの花です。
大増殖するので、植えてはいけない花とされるほど、丈夫なお花です。
事実、東日本大震災で津波で全てが洗い流された後でも生き残ったほどです。
花壇に植えるときは、無限大に増殖することを覚悟しましょう。
増殖の問題を抜きにすると、ムスカリは春に紫のお花を咲かせるとても美しい球根植物です。
特に黄色や白色のお花と相性がよく、パンジーなどと一緒に混植されます。
ムスカリは球根植物なのですが、他の球根植物のように花の季節が終わっても特に球根を取り出す必要はありません。
取り出さなくても翌年、同じ場所からまた花を咲かせてくれます。
ここからが問題なのですが、球根を取り出したと思っても、小さな小さな球根が土の中に残ってしまって、取りきれなかった球根が肥大化して、翌年も花を咲かせるのです。
なので、
「今年はムスカリ、来年は別の植物」
と思っても、春になるといつの間にかムスカリが芽を出してくるのです。
ということで、お花はとってもきれいなのですが、増殖に問題があるムスカリです。
もしムスカリを花壇に植えるのであれば、
その区画から土を出さないこと、
ムスカリ区画を区切ってしまう
など注意が必要です。
公園などの大きな花壇では、このメリットを活かして紫のカーペットを作る事例もあります。